めも帳

ひとり言みたいなもの

マラソン移転

オリンピックのマラソンおよび競歩の開催都市が東京から札幌になった。まず最初に札幌のみなさんには突然の指名で迷惑と感じる人も多いだろうが、何とか大行事を無事に執り行って欲しいと思う。
先日マラソン強化委員会の記者会見があった。テレビ番組でその様子をみていて強い違和感を感じた。壇上には、麻場強化委員長(理事)、瀬古強化プロジェクトリーダー(理事)、河野マラソンディレクターの三人が並んでいたのだが、こんなに大切な会見場に日本陸連の上級幹部(会長、副会長、常務理事クラス)が登壇していないのはなぜなのかと感じたのだ。
じつは、突然の開催地変更には国際陸連の強い意向があったとあるスポーツ記者が別の番組で語っていた。
もしそうなら、ここでいくつもの疑問が湧いてくる。
1)国際陸連日本陸連の考えを確かめずにIOCに強い働きかけをしたのだろうか。
2)IOC日本陸連に内緒で開催地の変更を決定し、組織委員会に通告してきたのだろうか。
3)IOCカタールの港町ドーハでの世界陸上女子マラソンの状況に驚き、東京開催に疑問を感じるようになったというが、それだけが変更の理由なのか。
4)ドーハ大会には日本選手も出場していて、女子マラソンの時刻の温度は32度であったことが分かっているが、国際陸連は31度と発表し、さらにその暑さ対策として(画面で観るかぎり)コースへの事前の散水など有効な措置を講じていた形跡がないのはなぜか。

いろいろな背景推理が可能であろうが、私のそれのごく一部分を書いておこう。
ドーハ大会の暑さ対策は責任追及されてもおかしくないほど全くお粗末だった可能性が高い。その追求の矛先は一義的にはカタールの主催者、二義的には指導にあたるべき国際陸連に向けられると思うが、これをかわす意味で「暑さは大敵」を前面にIOCに働きかけたのではないか。IOC委員の最大票田である国際陸連の頼みを断るわけにいかないとIOC側が考えたとしても不思議はない。
以上の推理に対して、日本陸連が黙っているはずがないと思う向きもあるだろうが、最後にリンクを張った「評議員、役員、顧問」のページを見ていただきたい。日本陸上界で世間を唸らせた大選手の名が少なく、未経験とおもわれる名前がズラーっと並んでいる。しかも少ない選手経験者の殆どが平の理事でしかない。これでは、百戦錬磨の世界陸連やIOCの面々に有効な反論はできなかったであろう。

評議員・役員・顧問:日本陸上競技連盟公式サイト